こんにちは。ハンド&パワーツール研究室、運営者のRABIです。

突然ですが、皆さんはキッチンのレンジフード(換気扇)を見上げたとき、「これって、どうやってサイズを測るんだろう?」「ホームセンターで売ってる安い機種に自分で交換できないかな?」と考えたことはありませんか?

毎日の料理で発生する油煙や匂いを排出してくれるレンジフードですが、いざ調子が悪くなって交換しようと思うと、その「サイズ選び」の複雑さに直面して立ち尽くしてしまう方が非常に多いんです。

60cm、75cm、90cmといった規格の違いはもちろん、消防法による高さの制限、梁(はり)や吊戸棚との干渉など、実はパズルみたいに複雑な要素が絡み合っています。

レンジフードのサイズ選びは、消防法、建築構造、干渉問題が絡み合うパズルのようなものです。
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特に、「ネットで安く買ってDIYで付けたい!」と考えている方は要注意です。

サイズを1cmでも間違えると、せっかく買った本体が設置できないばかりか、最悪の場合、火災のリスクを高めてしまうことさえあるんです。賃貸にお住まいの方なら、フィルターのサイズだけ正確に知りたいという切実な悩みもあるでしょう。

この記事では、そんなレンジフードのサイズ選びに関するあらゆる疑問を、専門用語をできるだけ使わずにわかりやすく解説していきます。

これを読めば、もう迷うことはありません。

👍この記事でわかること
  • 60cm・75cm・90cmの規格の違いと、自宅に最適なサイズの選び方
  • 消防法で厳格に決まっている「高さ」の制限と、安全な設置位置
  • 失敗しない正確な寸法の測り方と、交換工事をスムーズに進めるコツ
  • 賃貸物件でのレンジフードサイズ確認方法と、フィルター選びの正解

レンジフードのサイズ選びの基礎知識

まずは、レンジフードを選ぶ上で絶対に知っておかなければならない基本的な「サイズ」のお話から始めましょう。

実は、「なんとなく今のと同じ大きさのものを選べばいいや」と安易に考えていると、思わぬ落とし穴にはまることがあるんです。

ここでは、規格の違いや法律で決まっているルールについて、プロの視点も交えながら、どこよりもわかりやすく解説していきます。

  • 60・75・90cmの規格の違いと選び方
  • 横幅はコンロのサイズ以上が必須
  • 消防法で決まる高さの制限と注意点
  • スリム型の奥行きと圧迫感の解消
  • 賃貸のレンジフードサイズとフィルター

60・75・90cmの規格の違いと選び方

家庭用レンジフードの標準的な横幅サイズである60cm、75cm、90cmの特徴と推奨される使用シーン。
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日本の家庭用システムキッチンに設置されているレンジフードのほとんどは、60cm、75cm、90cmの3つのサイズに集約されています。

これは、住宅の設計モジュール(尺貫法やメートル法)に合わせているためで、基本的にはこの中から選ぶことになります。

それぞれのサイズには明確な特徴と、向いているキッチンスタイルがあります。

これを知っておくだけで、リフォームの失敗リスクを大幅に減らすことができますよ。

規格サイズ(横幅)特徴・どんなキッチンに向いている?
60cm (W600)最も標準的なサイズです。アパートやマンション、建売住宅の標準仕様として圧倒的に多く使われています。
コンパクトですが、コンロの幅が60cmであれば必要最低限の換気性能は持っています。ただし、煙の捕集範囲は狭いため、揚げ物などを頻繁にするご家庭では少し物足りなさを感じるかもしれません。
75cm (W750)分譲マンションや注文住宅の戸建てでよく見かける、ミドルクラスのサイズです。
3口コンロを使っているご家庭なら、このサイズ以上が断然おすすめですね。コンロよりもフードの幅が広くなるため、斜めに立ち昇る煙もしっかりキャッチしてくれます。
90cm (W900)アイランドキッチンやペニンシュラキッチン、あるいは高級注文住宅向けの大型サイズです。
覆う範囲が非常に広いため、開放的な空間でも煙を逃さず強力に吸い込みます。その分、存在感(圧迫感)も大きくなりますが、最近のスリム型ならデザインの一部として馴染ませることも可能です。

基本的には、現在設置されているレンジフードと同じ幅のものを選ぶのがセオリーですが、リフォームのタイミングで「サイズアップ(ワイド化)」を検討するのも一つの賢い選択です。

例えば、現在60cmのレンジフードを使っていて、「油煙の吸い込みが悪いな…」と感じている場合、設置スペースさえ許せば75cmへサイズアップすることで、コンロを覆う範囲が広がり、捕集効率を劇的に向上させることができます。

特に、リビングとつながっている対面キッチンの場合、少しでも匂いや煙の拡散を防ぐために、ワンサイズ大きいものを選ぶ方が増えていますよ。

横幅はコンロのサイズ以上が必須

レンジフードのサイズ選びにおいて、一つだけ絶対に破ってはいけない「鉄の掟」があります。

それは、「レンジフードの幅は、加熱機器(コンロ)の幅以上でなければならない」という、消防法および各自治体の火災予防条例に基づく規定です。

これは単なるルールの押し付けではなく、ご家族の命と財産を守るための非常に重要な安全基準なんです。

レンジフードの幅はコンロの幅以上でなければなりません。コンロより小さいフードは消防法違反となり危険です。
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絶対にやってはいけない組み合わせ(消防法違反・危険!)
× 75cm幅のワイドコンロに対して、60cm幅のレンジフードを設置する

もし、コンロの幅よりもレンジフードの幅が狭いとどうなるでしょうか?
調理中に立ち上った高温の油煙や熱気流が、フードの捕集範囲を超えて左右にはみ出してしまいます。

その熱気が長時間あたり続けると、周囲の吊戸棚や壁紙、天井などの可燃物が炭化し、最悪の場合は引火して火災(低温着火など)を引き起こすリスクがあるんです。

逆に、「60cm幅のコンロに、75cmや90cmのレンジフード」を設置することは全く問題ありません。

むしろ推奨される組み合わせです。

これを業界では「大は小を兼ねる」と言いますが、フードの幅が広いほど煙を逃がすリスクが減り、壁や天井の汚れも防げるため、メリットしかありません。

リフォームの際、予算を抑えたいからといって「コンロは立派な75cmだけど、フードは安い60cmにしよう」というのは法的にNGですので、絶対に避けてくださいね。

消防法で決まる高さの制限と注意点

レンジフードの「高さ」については、実は法律と使いやすさの板挟みになりやすい、非常に悩ましいポイントなんです。

ここには、相反するような2つの重要なルールが存在します。

  • 消防法(下限):コンロ等の火元(トッププレート)から、グリスフィルター等の下端まで80cm以上離すこと。
  • 建築基準法・性能維持(上限):明確な法的規定はないものの、換気効率を考えると100cm以下が目安(メーカー設計基準)。
コンロから80cm以上(消防法)、100cm以下(換気性能)の範囲が設置高さのゴールデンゾーンです。
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つまり、コンロ面から80cm~100cmの間という、わずか20cmの「ゴールデンゾーン」に設置位置が限定されているんです。
80cm未満だと、調理中の炎がフィルターに付着した油汚れに引火し、ダクト火災を引き起こすリスクが著しく高まります。

実際に、消防検査でも厳しくチェックされる項目の一つです。

一方で、高ければ高いほど安全かというと、そうではありません。

100cmを超えて高く設置してしまうと、コンロから発生した煙や匂いがフードに届く前に拡散してしまい、換気扇としての機能を果たさなくなってしまいます。

部屋中に焼肉の匂いが充満してしまう…なんてことになりかねません。

また、ここで問題になるのが「身長との兼ね合い」です。
よく、使いやすい高さの計算式として「身長 ÷ 2 + 5cm」(目線の高さ)なんて言われたりしますが、これを鵜呑みにするのは危険です。

例えば、身長150cmの方の場合、計算上は「150 ÷ 2 + 5 = 80cm(床からの高さ)」となりますが、一般的なキッチンカウンターの高さは85cmです。

これではフードがカウンターより下に埋まってしまい、物理的にあり得ませんよね。
さらに、コンロ面から80cm離すという消防法のルールを加味すると、カウンター85cm + 離隔80cm = 床から165cm以上の高さが必要になります。

身長160cm前後の場合、床からフード下端まで165cm~170cmに設定すると、頭をぶつけず使いやすい高さになります。
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私の経験上、身長160cm前後の方であれば、床からフード下端までの高さを165cm~170cm程度に設定するのがベストです。

これなら消防法をクリアしつつ、頭をぶつけにくく、かつスイッチ操作もしやすい絶妙な高さになります。

スリム型の奥行きと圧迫感の解消

最近のシステムキッチンで主流となっているのが、デザイン性の高い「スリム型レンジフード」です。

薄くてスタイリッシュなので、「これに交換したい!」という憧れを持つ方も多いですよね。

でも、カタログスペックを見て「あれ?」と思うかもしれません。

実は、スリム型の「奥行き」寸法自体は、昔ながらのブーツ型(深型)とあまり変わらない(約60cm〜65cm)ことが多いんです。

「えっ、じゃあ結局邪魔になるんじゃないの?」と心配されるかもしれませんが、ご安心ください。

数値は同じでも、体感する「圧迫感」は天と地ほど違います。

スリム型レンジフードはブーツ型と奥行き寸法は同じ約60cmですが、手前の厚みが薄いため圧迫感が少なく視界が広がります。
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ブーツ型は手前に向かって大きく膨らんでいるため、視界の中に黒い塊が入ってきますが、スリム型は手前の厚みがわずか3〜5cm程度しかありません。

目の前の空間がスパッと削ぎ落とされたデザインになっているため、キッチンに立った時の視界が劇的に広がります。
実際に交換された方の多くが、「キッチンが広くなった!」「明るくなった!」と感動されますよ。

吊戸棚との段差(チリ)に注意
一般的な吊戸棚(ウォールキャビネット)の奥行きは37.5cm程度が標準です。

対してレンジフードの奥行きは60cm以上あるため、必ずレンジフードの方が手前に出っ張る「段差」が生まれます。
リフォームでスリム型に交換する際は、隣接する吊戸棚の扉が開くときに、出っ張ったレンジフードの側面にぶつからないか、事前に扉の開き勝手を確認しておくことが重要です。

賃貸のレンジフードサイズとフィルター

賃貸アパートやマンションにお住まいの方は、「備え付けのレンジフードが古くて汚いから交換したい」、あるいは「掃除が大変だからフィルターのサイズだけ知りたい」という要望もあるかと思います。

まず大前提として、賃貸物件の設備は大家さんや管理会社の持ち物です。

入居者が勝手に新しい機種に交換することは、退去時の「原状回復義務」に関わるため、基本的にはNGです。

どうしても交換したい場合は、必ず管理会社に相談し、許可を得る(あるいはオーナー負担で交換してもらうよう交渉する)必要があります。

現実的な対策として、市販のフィルターを取り付けるケースが多いと思いますが、ここでサイズ選びに迷いますよね。
結論から言うと、「既存の金属フィルターの縦横サイズをメジャーで測る」のが唯一の正解です。

賃貸物件のレンジフードフィルター交換時は、既存の金属フィルターの縦横サイズを直接測るのが正解です。
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レンジフードのフィルター枠には、「29.8cm × 34.2cm」といった微妙な独自サイズがたくさん存在します。

メーカー純正の交換フィルターは高価なことが多いので、コストを抑えたい場合は、ホームセンターやニトリ、100円ショップなどで売っている「汎用フィルター(フリーサイズ)」や、磁石で貼り付けるタイプの不織布フィルターを活用するのが賢い方法です。

最近の「被せるタイプ」や「磁石タイプ」なら、サイズを厳密に合わせなくても、金属フィルター全体を覆ってしまえばOKなので、採寸の手間も省けて楽ちんですよ。

ただし、吸い込み力が極端に落ちないよう、あまり分厚すぎるフィルターは避けてくださいね。

レンジフードのサイズを測る方法と交換

さて、ここからはより実践的な内容に入っていきましょう。

「自分でサイズを測ってネットで注文したい」「リフォーム業者に見積もり依頼をする前に、ある程度の仕様を把握しておきたい」という方のために、プロ並みの採寸プロトコルと、交換工事における注意点を詳しく解説します。

ここを間違えると、「商品は届いたけれど、サイズが合わなくて取り付けられない!」という、目も当てられない事態になりかねません。

メジャーとメモ帳を用意して、慎重に確認していきましょう。

  • 失敗しない正確な寸法の測り方
  • サイズ変更を伴う交換はDIY可能か
  • リフォーム時の梁や幕板の調整方法
  • メーカー別の寸法戦略と互換性確認
  • 失敗しないレンジフードのサイズ選定

失敗しない正確な寸法の測り方

レンジフードのサイズを測るときは、漠然と眺めるのではなく、以下の4つのポイントを確実に計測してください。

この数値をメモして、スマートフォンのカメラで現場写真を撮っておけば、ホームセンターやリフォーム業者との相談が驚くほどスムーズに進みます。

交換のために測るべき4か所:横幅(W)、総高さ(H)、奥行き(D)、床からの高さ。
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【必読】採寸すべき4つの重要ポイント

  1. 横幅(W):レンジフード本体の左端から右端までの全長。通常は60cm、75cm、90cmのいずれかになります。
  2. 総高さ(H):これが最重要!フードの下端から、天井(または上部のキャビネットや梁)までの距離を測ります。レンジフードは「本体」と、その上のダクトを隠す「幕板(まくいた)」で構成されていますが、この合計の高さが必要です。
  3. 奥行き(D):壁からフードの最前面までの距離。吊戸棚との出幅の違いも確認しておきましょう。
  4. 床からの設置高さ:床からフードの下端までの距離。これがコンロから80cm以上確保できているか(または高すぎないか)の確認用です。

特に間違いが多いのが、2番目の「総高さ(H)」です。

「本体の高さ」だけを測って注文してしまうと、上の幕板の長さが足りず、ダクトが丸見えになってしまったり、逆に入らなかったりします。

日本の住宅では、総高さ60cmや70cmが一般的ですが、天井が高いキッチンの場合はもっと長い幕板が必要になることもあります。

レンジフードの高さは本体のみではなく、ダクトを隠す幕板を含めた「総高さ」で測る必要があります。
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最も確実で間違いがない方法は、レンジフードの内側(フィルターを外したところや、フードの裏側)に貼られている「型番ラベル(銘板)」を確認することです。

ここに記載されている「メーカー名」と「型番(品番)」、そして「製造年」さえ分かれば、メーカーの公式サイトで承認図面を検索できるため、定規で測るよりもはるかに正確な寸法(W・D・Hすべて)が判明します。

採寸ミスをゼロにするための最強の手段ですよ。

サイズ変更を伴う交換はDIY可能か

最近はYouTubeなどでDIY動画も増えているので、「ネットで安く本体を買って、自分で取り付ければ工賃が浮く!」と考える方も多いですし、そのチャレンジ精神は素晴らしいと思います。

しかし、ハンド&パワーツール研究室の運営者として、正直にお伝えしなければなりません。

レンジフードの交換は、DIYの中でもトップクラスに難易度とリスクが高い作業です。

レンジフードのDIY交換には、電気工事士資格の必要性、重量物の落下、排気漏れといった危険が伴います。
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安易におすすめできない理由は、大きく分けて3つあります。

  • 電気工事士の資格が必要なケース:コンセントプラグを挿すだけのタイプなら無資格でも法的に問題ありませんが、壁から出ている電線が本体に直接接続されている(直結配線)場合、交換には「第二種電気工事士」以上の国家資格が必要です。無資格工事は法律違反となり、火災保険が適用されないリスクもあります。(出典:経済産業省『電気工事士法』)
  • 重量物の固定と落下の危険:レンジフードは15kg〜25kgほどの重量があります。これを不安定な足場で、一人で持ち上げながら、正確な位置にビスで固定するのは至難の業です。万が一手が滑れば、下の高価なガラストップコンロを直撃して割ってしまう…なんていう大惨事になりかねません。
  • ダクト接続の気密性:排気ダクトの接続が甘いと、隙間から油煙が漏れ出し、天井裏が油まみれになってしまいます。これは見えない部分で進行するため、気づいた時には手遅れということも。

サイズ計測のミスで「返品不可」になるリスクや、施工ミスのリスクも含めて考えると、長い目で見れば専門業者に依頼した方が、安全かつ結果的に安く済む(失敗コストがない)ことがほとんどです。

「餅は餅屋」という言葉通り、ここはプロに任せることを強くおすすめします。

リフォーム時の梁や幕板の調整方法

天井の梁を避けるための加工や、高さを調整するスライド幕板など、リフォーム特有の施工調整ポイント。
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マンションのリフォームにおいて、最大の敵となるのが、天井や壁に出っ張っているコンクリートの構造体、いわゆる「梁(はり)」です。
標準的な四角いレンジフードは、梁のある場所にはそのまま取り付けられません。

これを解決するには、梁の「高さ(下がり)」と「奥行き(出っ張り)」をミリ単位で正確に測り、メーカーがオプションで用意している「梁欠きキット」を使用するか、メーカー工場で特殊加工(特注対応)をしてもらう必要があります。

また、天井の高さが中途半端で、規格サイズ(H600mmやH700mm)の幕板では合わない場合もあります。

そんな時に活躍するのが、長さを現場で自由に調整できる「スライド幕板」です。

リフォーム対応モデルの多くには、このスライド幕板が設定されているので、天井高が不安な場合はこれを選んでおくと安心です。

さらに難易度が高いのが、古い「プロペラファン(換気扇)」から、最新の「シロッコファン」への交換です。

この場合、壁に空いている四角い穴をふさぎ、丸いダクトをつなぐための「リニューアル部材(変換アダプター)」という専用キットが必要になります。

部材の選定も複雑になるため、このパターンの場合は迷わずプロの業者に現地調査を依頼するのが正解でしょう。

メーカー別の寸法戦略と互換性確認

富士工業のリフォーム対応力、パナソニックのデザイン性、リンナイのコンロ連動など、各メーカーのサイズ戦略と特徴。
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最後に、レンジフード市場を牽引する主要メーカーの特徴を、サイズや施工性の視点から少しだけ深掘りして紹介します。

メーカー選びの参考にしてください。

メーカーサイズ・施工面の特徴と強み
富士工業 (FUJIOH)国内シェアNo.1の絶対王者。
多くのキッチンメーカーへOEM供給しているため、既存の製品との互換性が非常に高いのが特徴です。「ASRシリーズ」などリフォーム対応力が凄まじく、梁欠き部材、スライド幕板、横幕板などのオプション部材のラインナップが最強です。サイズ選びで迷ったり、特殊な設置条件だったりする場合は、ここを選べば間違いありません。
パナソニック (Panasonic)デザインと機能美の融合。
「スマートスクエアフード」など、インテリアとしてのデザイン性を重視した薄型モデルが得意です。DIYユーザーにも人気が高いですが、施工精度が求められる機種も多いため注意が必要です。「エコナビ」や自動洗浄機能など、家電メーカーらしい付加価値機能も魅力ですね。
リンナイ (Rinnai)コンロとの連携プレーが得意。
ガスコンロのトップメーカーである強みを活かし、コンロ点火と同時にファンが回る「連動機能」の普及率が高いです。10年間ファン掃除不要を謳う「OGRシリーズ(オイルスマッシャー)」など、清掃性を極めたモデルが人気ですが、内部構造が複雑な分、サイズ規格は厳格に守られています。

失敗しないレンジフードのサイズ選定

ここまで、レンジフードのサイズ選定について、規格から法律、測り方まで詳しく解説してきました。
レンジフードのサイズ選びは、単に「スペースに入るかどうか」というパズルではありません。

消防法という安全のルールを守り、建築構造という制約をクリアし、そして何より、毎日キッチンに立つあなたの使い勝手を左右する重要なエンジニアリングなんです。

「横幅はコンロ以上」「高さはコンロから80cm以上、100cm以下」という黄金ルールを守りつつ、正確な採寸(特に総高さ!)を行うことが、成功への唯一の近道です。

もし、この記事を読んでも「やっぱり自分で測る自信がない…」「我が家のキッチンは特殊な形状かも…」と少しでも不安を感じたら、無理をせず専門家に相談してください。

今のレンジフードの型番ラベルと、キッチン全体の写真をスマホで撮って見せるだけで、プロは瞬時に最適な機種を提案してくれます。

毎日使うキッチンだからこそ、サイズも性能もピッタリのものを選んで、油煙や匂いのない、快適で健康的な調理環境を手に入れてくださいね。

快適なキッチンのためのレンジフードサイズ測定の最適な方法のまとめ
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