賃貸のレンジフード掃除と交換ガイド!故障やトラブル解決法

こんにちは。ハンド&パワーツール研究室、運営者のRABIです。
賃貸物件のキッチンに備え付けられているレンジフードや換気扇は、毎日の料理で油汚れが溜まりやすく掃除が大変な場所のひとつです。
「そろそろ掃除しなきゃ…」と思いながらも、ベトベトの油汚れを見ると思わず見なかったことにしたくなりますよね。
また、古くなった設備から「キュルキュル」と異音がして故障の不安を感じたり、フィルターの交換方法やリメイクシートでのおしゃれなアレンジについて悩んだりすることもあるでしょう。
特に賃貸の場合、自分の持ち物ではないため、うっかり壊してしまったり、退去時に高額な原状回復費用を請求されたりしないか心配になるものです。
でも安心してください。
適切な知識とちょっとしたコツさえ掴めば、トラブルを未然に防ぎながら快適に使い続けることができます。
- 賃貸特有のレンジフードの種類と適切な掃除方法がわかります
- 退去時にトラブルになりやすいフィルター枠や塗装剥がれのリスクを学べます
- 故障時の費用負担や管理会社とのスムーズな交渉術が身につきます
- 原状回復を意識した安全なリメイクDIYの手順を理解できます

賃貸のレンジフード掃除と適切な管理
賃貸住宅におけるキッチンの換気設備は、物件の構造や築年数によってタイプが大きく異なります。
まずはご自宅の設備がどのタイプなのかを正しく把握し、それに見合ったメンテナンスを行うことが、快適な生活と退去時のトラブル回避につながります。
構造を知らずに無理やり分解しようとすると破損の原因にもなりますので、ここでは基本的な種類の見分け方から、賃貸ならではの注意点を踏まえた掃除テクニックまでを詳しく解説していきます。
- プロペラとシロッコファンの違い
- 自分でできる掃除の仕方と洗剤選び
- フィルターの交換枠や100均のリスク
- 頑固な汚れは業者へクリーニング依頼
- 退去時に油汚れで費用請求される例
プロペラとシロッコファンの違い
レンジフードの掃除やメンテナンスを始める前に、まずはファン(羽根)の形状を必ず確認しましょう。
これによって掃除の難易度や手順が全く違ってきます。
大きく分けて「プロペラファン」と「シロッコファン」の2種類があります。

プロペラファン(換気扇タイプ)
プロペラファンは、昔ながらの扇風機のような羽根が壁に直接ついているタイプです。
築年数の経ったアパートや戸建ての賃貸、あるいは団地などでよく見られますね。
構造が非常にシンプルで排気風量も大きいのが特徴ですが、壁に穴を開けて直接外へ排気するため、外の風の影響を受けやすいという弱点があります。
強い風が吹くとパタパタと音がしたり、隙間風が入ってきたりするのはこのタイプです。
見分け方は簡単で、パッと見て扇風機のような羽根が見えていればプロペラファンです。
「フード(覆い)」がついている場合もありますが、下から覗き込んでプロペラが見えればこちらに分類されます。
掃除の際は、中心のつまみを回すだけで羽根が外れるものが多いので、比較的メンテナンスは楽な部類に入ります。
シロッコファン(レンジフードタイプ)
一方、最近のマンションやアパートで主流なのがシロッコファンです。
こちらはカタツムリのような形をしたケースの中に、たくさんの小さな羽根がついた筒状のドラム(ファン)が入っています。
レンジフード(覆い)の奥深くにファンが格納されていることが多く、ダクト(配管)を通して排気を行うため、外の天候に左右されにくいのが大きなメリットです。
高層マンションや気密性の高い住宅では、外の風圧に負けないように静圧(押し出す力)が強いこのタイプが採用されています。
見分け方としては、フィルターを外して奥を覗いた時に、筒状のドラムが見えればシロッコファンです。
構造が複雑で部品点数も多いため、分解清掃にはちょっとした知識とコツが必要になります。
- 壁に扇風機のような羽根が見える → プロペラファン(掃除難易度:低)
- フードの中に筒状のドラムが入っている → シロッコファン(掃除難易度:高)
自分の家のタイプを知ることは、適切なメンテナンスの第一歩ですよ。
自分でできる掃除の仕方と洗剤選び
「油汚れには強力な洗剤!」と思いがちですが、賃貸物件ではその選び方にこそ最大の注意が必要です。
実は、ホームセンターなどで売られている「油汚れ用」と書かれた強力なアルカリ性洗剤を安易に使うと、取り返しのつかない事態になることがあるんです。
なぜアルカリ性洗剤が危険なのか
レンジフードの油汚れは酸性なので、化学的にはアルカリ性の洗剤が最もよく落ちます。
しかし、賃貸物件に設置されているレンジフード、特にシロッコファンの羽根部分は、アルミニウムや亜鉛メッキ鋼板に薄い塗装が施されているだけのものが多いです。
ここに強アルカリ性の洗剤(水酸化ナトリウム入りなど)や、セスキ炭酸ソーダなどを吹き付けて放置すると、化学反応で素材が腐食したり、塗装の被膜が浮き上がったりします。
その状態でブラシでこすると、油汚れと一緒に塗装がボロボロと剥がれ落ちてしまうのです。こうなると、もう元には戻せません。
退去時に「原状回復費用」として塗装代や部品交換代を請求されるリスクが非常に高くなります。
賃貸での洗剤選びの注意点
「セスキ炭酸ソーダ」や「重曹ペースト」、「オキシクリーン」などのアルカリ性洗剤や、業務用の強力洗剤は、塗装剥がれやアルミの変色(黒ずみ)のリスクがあります。
使用する際は、必ず目立たない場所でテストするか、リスクを理解した上で使いましょう。

中性洗剤を使った安全な「つけ置き洗い」
私のおすすめは、あえて「中性洗剤(普通の食器用洗剤)」を使うことです。
「えっ、それじゃ落ちないでしょ?」と思われるかもしれませんが、温度の力を借りれば十分に落ちます。
- お湯を準備する:ゴミ袋を二重にしたバケツやシンクに、40℃〜50℃くらいのお湯を溜めます。(熱湯は変形の原因になるのでNG)
- 洗剤を溶かす:お湯の中に食器用洗剤を多めに入れて溶かします。
- つけ置きする:外したファンやフィルター、ネジ類を30分〜1時間ほどつけ込みます。熱と界面活性剤の力で油を緩めます。
- 優しく洗う:柔らかいスポンジや歯ブラシで残った汚れを落とします。塗装が剥がれないよう、力任せに擦るのは厳禁です。

また、シロッコファンには回転バランスを取るための「バランサー(小さな金属のクリップ)」がついていることがあります。
これを汚れと間違えて外したり、強く擦って位置をずらしたりしてしまうと、組み立てた後に「ブォーン」という振動や異音の原因になります。
これには絶対に触れないように注意してくださいね。機械を長持ちさせるコツは、とにかく素材に優しく、丁寧に扱うことです。
フィルターの交換枠や100均のリスク
レンジフードのフィルター掃除は面倒なので、市販の不織布フィルターや100均のカバーを使っている方も多いのではないでしょうか。
使い捨てできるので非常に便利ですが、ここにも賃貸ならではの大きな落とし穴があります。
絶対にやってはいけない「枠捨て」
まず一番やってはいけないのが、「元々ついていた金属フィルターやその枠(フレーム)を捨ててしまうこと」です。
「汚れているし、市販のフィルターを磁石でつけるから邪魔だ」と思って捨ててしまう方が後を絶たないのですが、これは退去時に大問題になります。
備え付けの金属フィルターは、その部屋の「設備」の一部です。
これを紛失することは「善管注意義務違反」となり、退去時に純正部品代を請求されます。
メーカーや型番にもよりますが、フィルター1枚で3,000円〜5,000円、枠も含めると1万円以上かかるケースも珍しくありません。

市販フィルターを使う場合でも、元のフィルターと枠は綺麗に洗って、クローゼットの奥などに大切に保管しておきましょう。
吸気抵抗と火災のリスク
また、不織布フィルターを何枚も重ねて付けたり、目が細かすぎるものを使ったりすると、空気の通り道が塞がれて「吸気抵抗」が上がります。
すると、換気扇のモーターに過度な負荷がかかり、寿命を縮めたり、故障の原因になったりします。
換気能力が落ちて部屋中に油煙が回り、壁紙がベタベタになる原因にもなります。
純正の金属フィルターは、単なる汚れ取りではありません。
万が一コンロで火が上がった際に、火炎がダクト(排気管)の中に侵入するのを防ぐ「グリスフィルター(防火ダンパー的な役割)」としての機能も持っています。
安易に可燃性の不織布や100均のペラペラなフィルターに置き換えるのは、防災の観点からもあまりおすすめできません。
頑固な汚れは業者へクリーニング依頼
「入居してから一度も掃除していないので油が垂れてきている」「分解しようとしたけれど、油が接着剤のように固まってネジが回らない」といった状態になってしまった場合は、無理に自分でやろうとせず、プロのクリーニング業者に依頼するのも賢い選択です。
無理な分解は破損の元
特に何年も放置されたシロッコファンは、軸部分に油が固着して、専用の工具(プーラー)がないと抜けないことがあります。
これを力任せに引っ張ったり、ドライバーで抉ったりすると、ファンが変形して使い物にならなくなったり、モーター軸を曲げてしまったりします。
こうなると、単なる掃除では済まず、本体交換という高額な出費(数万円〜十数万円)になりかねません。
プロに頼むメリットと費用対効果
レンジフードのクリーニングをプロに依頼すると、相場は12,000円〜20,000円程度です。
「高いなぁ」と感じるかもしれませんが、彼らは業務用の洗剤と高温スチーム、そして分解のノウハウを持っています。
自分では手の届かないモーター内部やドラムの奥までピカピカにしてくれますし、何より周囲を完璧に養生してくれるので、キッチンが汚れる心配もありません。

賃貸契約上、入居中のクリーニング費用は入居者負担が基本ですが、数年に一度プロを入れていることは、管理会社に対して「善管注意義務(借りている物を大切に扱う義務)を十分に果たしている」という強力な証明になります。
領収書を保管しておけば、退去時に「掃除不足だ」と言われた時の反論材料にもなりますよ。
長く住む予定なら、メンテナンスコストとして割り切るのも一つの手です。
退去時に油汚れで費用請求される例
引越しをする際、退去時の精算で最も揉めやすいのがキッチンの油汚れです。
どこまで掃除すればいいのか、いくら請求されるのか不安ですよね。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に基づくと、負担区分は以下のようになります。

| 貸主負担(払わなくていい) | 借主負担(払う必要がある) |
| 経年劣化による自然な変色 普通に生活していて付着する煤煙や油汚れ 定期的に掃除を行っていたが残ってしまった軽微な汚れ 耐用年数を超えた機器の故障 | 掃除を怠ったために固着した著しい油汚れ タバコのヤニによる黄ばみや臭い DIY失敗による塗装剥がれや傷 フィルターや枠などの部品紛失 |
ここで重要なのは、「普通に使っていれば汚れるのは当たり前」という貸主負担の考え方と、「借主には掃除をする義務がある」という借主負担の境界線です。
ガイドラインでは、「手入れを怠ったことによる汚れ」は借主負担と明記されています。
つまり、退去時に「ベトベトで触れないレベル」だと、クリーニング費用を請求される正当な理由になってしまいます。
特に注意したいのは、契約書に「退去時のハウスクリーニング費用は借主負担(定額〇万円)」という特約がついている場合です。
「お金を払うんだから掃除しなくていいや」と思いがちですが、この特約に含まれるのはあくまで「標準的な清掃」です。
標準的な作業では落ちないほどの酷い油汚れ(特殊な薬剤や長時間の作業が必要なレベル)に関しては、「油汚れ除去費」として追加料金を請求されるケースがあります。
(出典:国土交通省住宅局『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』)
余計な出費を抑えるためにも、半年に一度程度はフィルターやファンの掃除をして、「入居者としてやるべきことはやっていた」と言える状態を維持しておくことを強くおすすめします。
賃貸のレンジフード交換トラブル対処
「スイッチを入れても換気扇が回らない」「金属が擦れるような凄い音がする」といったトラブルも、長く住んでいれば遭遇することがあります。
持ち家ならすぐにリフォーム業者を呼べますが、賃貸物件の場合、勝手に修理や交換をすることは契約違反になる可能性があります。
ここでは、不具合が発生した際のセルフ診断方法や、管理会社への連絡の仕方、そして古い設備を交換してもらうための交渉術をお伝えします。
- 換気扇から異音がする場合の故障診断
- 修理費用の負担区分と管理会社の対応
- 寿命が近い設備の交換交渉テクニック
- リメイクシートでDIYする安全な方法
- 賃貸のレンジフード問題を解決しよう
換気扇から異音がする場合の故障診断
機械の修理屋として言わせていただくと、機械が発する「異音」は故障の前兆を示す重要なサインです。
どんな音がするかによって、原因と緊急度がわかります。
まずは耳を澄ませて、音の種類を聞き分けてみましょう。
1. 「ゴー」「ブォー」という重低音
これは空気の音や振動音です。
多くの場合、ファンに油汚れやホコリが不均一に付着し、回転バランスが崩れていることが原因です。
扇風機の羽根にガムテープを貼って回すとガタガタ揺れるのと同じ原理です。
●対策●
まずは掃除を徹底的に行ってみてください。
汚れを取り除いてバランスが戻れば、音が消える可能性があります。
緊急度は低めです。
2. 「キュルキュル」「チチチ」という乾いた音
モーターの軸(シャフト)部分の潤滑油(オイル)が切れて、金属同士が擦れ合っている音です。
いわゆる「油切れ」の状態です。
●対策●
一時的には注油で直ることもありますが、モーター内部のオイル含浸合金の寿命が近づいています。
近い将来動かなくなる可能性が高いので、管理会社への報告準備が必要です。
3. 「キー」「キーン」という高い金属音
これはかなり危険な音です。
モーターの軸を支えている「ベアリング」という部品が摩耗・破損している音です。
●対策●
この音が出たら、掃除や注油では直りません。
部品交換(モーター交換)か本体交換が必須のレベルです。
そのまま使い続けると、摩擦熱で高温になったり、突然ロックして動かなくなったりします。
4. 「カラカラ」「カカカ」という接触音
ファンが回転するたびに何かに当たっている音です。
変形してハウジング(枠)に当たっているか、虫や異物が吸い込まれている可能性があります。
●対策●
物理的に破損する恐れがあるので、すぐに使用を中止してください。
危険度が高い状態です。
「ゴー」という音なら掃除で直ることもありますが、金属的な異音がする場合は、内部の機械的な故障です。
入居者が直せる範囲を超えていますので、速やかに管理会社へ連絡する必要があります。

修理費用の負担区分と管理会社の対応
いざ故障したとなると、「修理費用は誰が払うの?」「高額だったらどうしよう」と不安になりますよね。
基本的には、以下のルールで判断されます。
原則は「貸主(大家さん)」の負担
民法606条に基づき、賃貸物件の設備が経年劣化や自然故障で壊れた場合、修理・交換する義務は貸主にあります。
つまり、普通に使っていて壊れたのであれば、入居者が費用を払う必要はありません。
ただし、これには条件があります。
そのレンジフードが契約上の「設備」であることです。
まずは賃貸借契約書の「重要事項説明書」や「設備表」を確認してみてください。
「設備」の欄に「有」となっていれば、大家さんに直す義務があります。
例外:残置物と善管注意義務違反
もし契約書に「残置物(前の入居者が置いていったものをそのまま使っている)」と記載されている場合、貸主に修繕義務はありません。
この場合は、自分で費用を出して修理するか、撤去して新しいものを設置する必要があります(その場合も大家さんの許可が必要です)。
また、掃除を全くせずに油汚れでギトギトにして壊してしまった場合や、棒を突っ込んで羽根を折ってしまった場合などは、「善管注意義務違反」または「過失」として、入居者の負担になることがあります。
連絡時のポイント
管理会社に連絡する際は、「いつから」「どんな音がして」「生活にどう支障があるか」を具体的に伝えましょう。
「ただ音がうるさい」と伝えるよりも、「異音が酷くてテレビの音が聞こえない」「振動で吊り戸棚が揺れて怖い」「料理ができなくて困っている」という実害を強調すると、優先順位を上げて対応してもらいやすくなります。

寿命が近い設備の交換交渉テクニック
「古いから新品に交換してほしい」とただお願いしても、管理会社や大家さんはなかなか首を縦に振ってはくれません。
彼らにとって設備交換はコスト(出費)だからです。
交渉を成功させるには、感情論ではなく「交換せざるを得ない客観的な理由」を提示する必要があります。
1. 製造年と標準使用期間を確認する
レンジフードのフードの内側やモーター付近に、メーカーのシールが貼ってあります。
そこに「製造年」が書いてあるはずです。
レンジフードの設計上の標準使用期間は一般的に10年です。
もし製造から15年以上経っているなら、メーカーの部品保有期間(補修用性能部品の保有期間)が終了している可能性が極めて高いです。
これは「修理しようにも部品がない=直せない」という強力な証拠になります。
2. 安全上のリスクを訴える
大家さんには入居者が安全に暮らせるように配慮する義務があります。
単に「汚い」ではなく、「危険である」という点をアピールします。
「レンジフードから異音がするので確認したところ、2005年製でした。
製造から20年近く経過しており、振動も激しくなっています。
万が一の発火や、部品の落下による怪我が怖いので、点検および交換をお願いできませんか?おそらく部品も廃盤になっていると思われます。」
このように「修理は不可能(部品がない)」「使い続けるのは危険(発火・落下)」というロジックを組み立てることで、管理会社も「修理業者を呼んで出張費を無駄にするより、最初から交換手配をした方が合理的だ」と判断しやすくなります。
修理屋の視点でも、15年落ちの換気扇を修理するのは現実的ではありません。

リメイクシートでDIYする安全な方法
最近はSNSなどで、無機質なレンジフードをリメイクシートでおしゃれに変身させている写真を見かけますよね。
「私もやってみたい!」と思うかもしれませんが、賃貸物件でのレンジフードDIYはリスクが伴います。
直接貼るのは絶対NG!
レンジフードに直接リメイクシートを貼るのは絶対にやめてください。
キッチンは火を使う場所なので温度が上がります。
熱でシートの粘着剤が溶けてベタベタになったり、逆に硬化して剥がれなくなったりします。
退去時に剥がそうとしたら、経年劣化した塗装ごとバリバリと剥がれてしまった…という失敗談は数え切れません。
これは確実に原状回復費用の対象になります。
原状回復できる安全なテクニック
それでもDIYを楽しみたい場合は、以下の方法で「本体を守りながら」行いましょう。
- マスキングテープで下地を作る
まずは剥がしやすい幅広のマスキングテープ(「mt CASA」など)をレンジフード全体に貼ります。その上から両面テープやリメイクシートを貼ることで、本体の塗装に直接粘着剤が触れるのを防げます。 - マグネットを活用する
レンジフードの多くは鋼板(鉄)でできているので、磁石がつきます。お気に入りの布やシートの裏にマグネットテープを貼り、磁力で固定するだけなら、糊を一切使わないので原状回復のリスクはゼロです。これが一番安全でおすすめの方法です。
素材選びは慎重に
そして最も重要なのが素材選びです。
100均などの安価なリメイクシートは塩化ビニル製が多く、熱に弱いです。
溶けたり、最悪の場合は引火したりする恐れがあります。
必ず「難燃性」や「不燃」「準不燃」の認定を受けたシートや、アルミ・ステンレス製のシートを選ぶようにしてください。
おしゃれも大切ですが、命と住まいを守る安全第一で楽しみましょう。
賃貸のレンジフード問題を解決しよう
賃貸物件のレンジフードは、自分の持ち物ではないからこそ、慎重な取り扱いが求められます。
しかし、構造を理解して正しい掃除方法を実践し、故障した時の対処法や交渉術を知っていれば、過度に恐れる必要はありません。
「中性洗剤で優しく掃除して塗装を守る」「フィルター枠は絶対に捨てない」「おかしいなと思ったら製造年を確認して、客観的な事実とともに管理会社へ連絡する」。
この基本を押さえておけば、高額請求のリスクを避けつつ、快適なキッチンライフを送ることができるはずです。
もし今、設備のことで不安なことがあれば、まずは手元の賃貸借契約書を確認することから始めてみてくださいね。
それがあなたの生活と権利を守る第一歩になります。になります。


















