電子レンジの電源が急に入らないと、非常に不便ですよね。「電子レンジ 電源が入らない ヒューズ」と調べている方は、ヒューズが原因ではないかと考えているかもしれません。しかし、電子レンジの電源が入らない!ヒューズの確認前に、まず試すべきことがあります。
この記事では、電子レンジの電源が入らないときの対処法は?という基本的な疑問にお答えします。簡単なコンセントやブレーカーの確認方法から、電子レンジ 電源が入らない 日立の場合や、電子レンジ 電源が入らない パナソニックの場合といったメーカー別の一般的な対処法も紹介します。
さらに、ドアスイッチの故障も原因になることなど、電子レンジ電源が入らない原因とヒューズの知識を深掘りします。ヒューズが飛んだ状態とは?、そしてヒューズが切れていたらどうなる?といった基本的な知識から、電子レンジのヒューズが飛ぶ原因、ヒューズが壊れているか確認する方法、気になる電子レンジのヒューズ交換の値段の目安についても解説します。
また、コンデンサなど他の部品故障の可能性や、電子レンジ電源が入らないヒューズ以外の注意点まで、幅広く情報をお届けします。
- 電源が入らない時にまず確認すべきこと
- 日立やパナソニックなどメーカー別の対処法
- ヒューズが飛ぶ原因と確認方法
- ヒューズ以外の故障原因と修理の注意点
電子レンジの電源が入らない!ヒューズの確認前に

電子レンジの電源が入らないときの対処法は?

電子レンジの電源が突然入らなくなり、液晶表示も消えてしまった場合、多くの方が「故障だ」と慌ててしまいます。ですが、内部のヒューズ切れや重大な故障を疑う前に、ご家庭で簡単に試せる基本的な対処法がいくつか存在します。
最も簡単で、試してみる価値が高い方法は「電源プラグの抜き差し」です。
電子レンジは内部のマイコン(マイクロコンピュータ)によって動作が制御されています。このマイコンが、何らかの一時的なエラーやノイズ、あるいは瞬時的な電圧低下などによってフリーズ(動作停止)してしまうことがあります。
【最初に試す対処法】
- 電子レンジの電源プラグを、壁のコンセントから抜きます。
- そのまま1分から数分程度、時間を置きます。
- 再び電源プラグをコンセントにしっかりと差し込みます。
この操作により、マイコンへの電力供給が完全に断たれ、内部メモリがリセットされます。一時的なエラーが原因であった場合、これだけで正常に復帰することがあります。
もう一つ、故障と勘違いしやすいのが「自動パワーオフ(待機時消費電力オフ機能)」です。
近年の電子レンジは省エネ性能が高く、ドアの開閉やボタン操作が一定時間(機種によりますが数分~10分程度)行われないと、自動的に表示部を消灯し、待機電力を節約する設計になっているものが多くあります。
この機能が作動しているだけの場合、電源が切れているように見えますが、故障ではありません。
対処法は非常に簡単で、電子レンジのドアを一度「カチッ」と音がするまで開け、再びしっかりと閉めるだけです。この動作をトリガーとしてマイコンがスリープ状態から復帰し、液晶表示が点灯するはずです。
コンセントやブレーカーの確認

前述の対処法を試しても電源が入らない場合、次に疑うべきは電子レンジ本体ではなく、ご家庭の電源供給側です。
まずは、電子レンジが接続されている「コンセント」に問題がないかを確認します。
確認方法は、電子レンジの電源プラグを抜き、そのコンセントに別の電化製品(例えば、スマートフォンの充電器やドライヤー、電気ケトルなど)を差し込んでみることです。
他の製品も動かなかった場合、次に確認するのはご家庭の「配電盤(ブレーカー)」です。
電子レンジは、キッチン家電の中でも特に消費電力が大きい(1000W~1500W程度)製品の一つです。そのため、エアコンや電気ケトル、炊飯器など、他の消費電力が大きい家電と同時に使用すると、ご家庭の契約アンペア容量を超えてしまい、安全装置である「安全ブレーカー(子ブレーカー)」が作動して落ちることがあります。
【ブレーカーの確認手順】
- 配電盤のフタを開け、いずれかのスイッチが「切(OFF)」側に倒れていないか確認します。
- もし落ちているブレーカーがあれば、それが電子レンジを使用している回路(通常は「台所」や「キッチン」などと表示されている)か確認します。
- 落ちている回路で使用している他の電化製品のプラグをいくつか抜き、使用電力を減らします。
- その上で、落ちたブレーカースイッチを「入(ON)」側に戻します。
もし、安全ブレーカーではなく、「漏電ブレーカー(通常は一番大きなスイッチ)」が落ちている場合は、回路のどこかで漏電が発生している危険な兆候です。この場合は、ご自身で復旧させようとせず、速やかに電力会社や電気工事業者に連絡してください。
また、延長コードや「たこ足配線」を介して電子レンジを接続している場合、それが原因でトラブルが起きることもあります。電子レンジのような大電力製品は、延長コードの定格容量を超えて発熱したり、電圧が不安定になったりするリスクがあるため、壁のコンセントへ単独で直接接続することが強く推奨されています。
電子レンジ 電源が入らない 日立の場合

日立製の電子レンジで電源が入らない場合も、まずは前述した「電源プラグの抜き差し」や「コンセント、ブレーカーの確認」といった基本的な対処法をお試しください。
その上で、日立の機種で特によく報告されている、あるいはメーカーが注意喚起している点について解説します。
日立の多くの機種では「待機時消費電力オフ機能」が採用されています。公式サイトの情報によれば、ドアを開閉することで電源が復帰するとされています。もし電源が入らないと感じた際は、まずドアを一度開け、少し強めに「バタン」と閉め直してみてください。ドアが半ドア状態になっていると、安全装置が働き電源が入らないため、確実に閉め直すことが有効な場合があります。
また、日立の電子レンジでは、異常が発生した際に液晶表示部に「エラーコード(お知らせ番号)」が表示されることがあります。
もし表示部に「デモ」や「DEMO」といった表示が出ている場合は、店頭展示用のデモモードになっている可能性があります。この場合、加熱動作はしませんが、ボタン操作は受け付けることが多いです。解除方法は機種によって異なるため、取扱説明書をご確認ください。
電子レンジ 電源が入らない パナソニックの場合

パナソニック製の電子レンジで電源が入らない場合も、基本的な確認事項は同じです。「電源プラグを1分程度抜いてから差し直す」「ブレーカーが落ちていないか確認する」「他の家電を繋いでコンセントをテストする」といった手順を踏んでください。
パナソニックが特に注意喚起しているのは、コンセントの「単独使用」です。
電子レンジは消費電力が大きいため、延長コードやたこ足配線での使用は、電圧降下による動作不良や、最悪の場合は発熱・発火の原因となるため、必ず壁のコンセント(定格15A以上)に単独で接続するよう推奨されています。
また、パナソニックの機種は、電源の入れ方がモデルによって異なる点に注意が必要です。
ご自身の機種がどちらのタイプか、取扱説明書で確認してみてください。
もう一つ、特に引っ越し直後に電源が入らなくなった場合に考えられるのが「電源周波数(Hz)」の問題です。日本は東日本(50Hz)と西日本(60Hz)で電源周波数が異なります。最近の機種の多くは50Hz/60Hz共用の「ヘルツフリー」ですが、一部の単機能レンジなどでは、特定の周波数専用の場合があります。異なる周波数地域で使用すると、正常に動作しないか、電源が入らない、あるいは故障の原因となります。この場合は、メーカーによる部品交換(有償)が必要になることがあります。
これらの対処法をすべて試しても改善しない場合、パナソニックでは本体の不具合の可能性があるとして、点検・修理を推奨しています。
参考 : Panasonic公式 よくある質問(FAQ):レンジ
ドアスイッチの故障も原因になる

これまでの基本的な確認(プラグ、コンセント、ブレーカー、省エネモード)を行っても電源が入らない場合、いよいよ電子レンジ本体の故障が疑われます。そして、ヒューズが切れる原因とも密接に関連するのが「ドアスイッチ」の故障です。
電子レンジのドアは、単なるフタではなく、安全性を確保するための非常に重要な部品です。
ドアが少しでも開いている状態で、食品を温めるための強力なマイクロ波が庫外に漏れ出すと大変危険です。これを防ぐため、電子レンジのドアには通常、2~3個の「安全スイッチ(ドアスイッチ)」が内蔵されています。
これらのスイッチは、ドアが「カチッ」と完全に閉まったことを検知して初めて、加熱動作ができるように回路を接続する役割を持っています。
ドアスイッチが故障する原因
ドアスイッチ故障時の主な症状
電子レンジには、「モニタースイッチ(またはショートスイッチ)」と呼ばれる特殊な安全スイッチが備わっています。これは、万が一、他のドアスイッチが故障して「ドアが開いているのに加熱が始まりそうになる」という最悪の異常事態を検知した際に、意図的に電源回路をショート(短絡)させる役割を持ちます。
このモニタースイッチ自体が故障したり、ドアの開閉の連携タイミングがズレたりすると、ドアを閉めた(あるいは開けた)瞬間にショート回路が形成され、過電流が流れます。その結果、電子レンジ内部の電源ヒューズが瞬時に飛び、電源が入らなくなるのです。この場合、ヒューズを交換しても、ドアを操作した瞬間にまた切れてしまいます。
電子レンジ電源が入らない原因とヒューズの知識

ヒューズが飛んだ状態とは?

「ヒューズが飛んだ(切れた)」という状態は、電子レンジ内部に組み込まれた安全装置が正常に作動した結果を指します。これは故障ではなく、むしろ火災や感電といった重大な事故を防ぐための「保護動作」です。
ヒューズは、ご家庭の配電盤にあるブレーカーの小型版のようなものだと考えると分かりやすいでしょう。
ヒューズの内部には、細い金属線(エレメント)が通っています。電子レンジの回路に、設計で想定された以上の過大な電流(アンペア)が流れると、この金属線がジュール熱によって瞬時に溶けて切れます(これを「溶断」と言います)。
金属線が切れることで回路が物理的に遮断され、それ以上電流が流れるのをストップさせます。
電子レンジ内部では、電源が入力される部分に大電流から全体を保護する「電源ヒューズ(主にガラス管やセラミック管タイプ)」が使われているほか、基板や特定の部品を保護するために「温度ヒューズ(異常な高温を検知して切れる)」などが配置されている場合があります。
電源が入らないという症状の場合、問題となるのは主に大元の「電源ヒューズ」です。これが飛ぶと、電子レンジは一切の電力を失います。
ヒューズが切れていたらどうなる?

電子レンジのメインの電源ヒューズが切れてしまった場合、電子レンジは外部からの電力供給を完全に絶たれた状態になります。
これは、「電源プラグをコンセントから抜いている状態と全く同じ」です。
具体的には、以下のような症状が同時に発生します。
コンセントやブレーカーには異常がないことを確認したにもかかわらず、電子レンジがこのように「完全な無反応(沈黙)」状態にある場合、内部の電源ヒューズが切れている可能性が非常に高いと考えられます。
ここで最も重要なことは、「なぜヒューズが切れたのか?」という原因です。
ヒューズは、何らかの異常な電流が流れたからこそ切れます。その根本原因を解決しない限り、ヒューズだけを新しいものに交換しても、電源を入れた瞬間に再び切れてしまう可能性が極めて高いのです。
電子レンジのヒューズが飛ぶ原因

電子レンジのヒューズが飛ぶ(切れる)原因は、大きく分けて2種類あります。それは「ヒューズ自体の劣化」と「他の部品の故障による過電流」です。
1. ヒューズ自体の経年劣化
ヒューズも電子部品の一種であり、消耗品です。長期間(例えば10年以上)の使用による金属疲労や、日々の使用で繰り返される微細な電力変動の蓄積によって、内部の金属線が脆くなり、ある日突然、特に大きな異常がなくても切れてしまうことがあります。この場合は、ヒューズを交換するだけで直る可能性がありますが、実際にはこのケースは比較的稀です。
2. 内部部品の故障による過電流(ショート)
ほとんどの場合、こちらが原因です。電子レンジ内部のどこかの部品が故障し、回路がショート(短絡)することで、設計値をはるかに超える大電流が流れ、保護のためにヒューズが切れます。
ヒューズが飛ぶ主な原因を以下の表にまとめます。
| 原因箇所 | 故障の具体的な内容 | 症状の特徴 |
| ドアスイッチ | モニタースイッチの故障やズレ。 | ドアを開閉した瞬間にヒューズが飛ぶことが多い。 |
| 高電圧コンデンサ | 内部の絶縁不良によるショート。 | 電源を入れた瞬間にヒューズが飛ぶ。 |
| マグネトロン | (マイクロ波発生部品)の内部ショート。 | スタートボタンを押した瞬間にヒューズが飛ぶことが多い。 |
| インバータ基板 | (高電圧発生基板)の部品ショート。 | スタートボタンを押した瞬間にヒューズが飛ぶことが多い。 |
| 制御基板 | マイコン基板の部品ショート(水濡れ、油汚れ、ゴキブリ侵入など)。 | 電源を入れた瞬間にヒューズが飛ぶ。 |
| 内部配線 | 配線の被覆が劣化・損傷し、金属シャーシと接触してショート。 | 振動などで不定期にヒューズが飛ぶ。 |
このように、ヒューズが飛ぶ背景には、必ず何らかの「根本的な故障」が隠れていると考えるべきです。
ヒューズが壊れているか確認する方法

ヒューズが壊れている(切れている)かどうかを確実に判断するには、電子レンジの金属カバーを外し、内部にあるヒューズ部品を直接確認する必要があります。
しかし、この作業は感電による死亡事故のリスクを伴うため、絶対に安易に行わないでください。
【警告】電子レンジの分解は絶対にしないでください
電子レンジの内部には、電源プラグをコンセントから抜いた後でも、数分~数時間(場合によっては数日間)にわたり、数千ボルトの高電圧を蓄積している「高電圧コンデンサ」という部品が存在します。
知識のない方がこの部分に触れると、即座に感電し、死亡または回復不能な重傷を負う可能性があります。
内部の確認作業は、必ず専門知識と適切な放電処置(残留電荷の除去)を行える修理技術者に依頼してください。
以下の説明は、あくまで専門家が行う手順の知識として紹介するものです。
1. 目視での確認(専門家による)
ヒューズが透明なガラス管タイプの場合、内部を透かして見ることで判断できることがあります。
2. テスター(マルチメーター)での確認(専門家による)
最も確実な方法は、テスター(回路計)の「導通チェックモード」または「抵抗(Ω)測定モード」を使うことです。
安全処置(放電作業)を行った上でヒューズを回路から取り外し、テスターの2本のプローブ(測定端子)をヒューズの両端に当てます。
電子レンジのヒューズ交換の値段

電子レンジのヒューズ交換にかかる費用は、ご自身で部品のみを購入する場合と、専門業者に修理を依頼する場合で、金額が数十倍から数百倍異なります。
1. DIYで交換する場合(非推奨・極めて危険)
ヒューズという部品そのものは非常に安価です。電子部品店やインターネット通販で、1本あたり数十円から数百円程度で購入が可能です。
しかし、前述の通り、これは電子レンジの分解と高電圧部品への接近を伴うため、部品代の安さとは比較にならないほどの感電リスクを負うことになります。
2. メーカーや修理業者に依頼する場合
専門業者に修理を依頼した場合、費用は「部品代」+「技術料」+「出張費」の合計となります。
ヒューズが切れた原因が他の部品にある場合、その交換も必要になるため、修理代金は高額になる傾向があります。
以下に、修理内容別の費用目安を示します。(あくまで目安であり、メーカーや機種、故障状況によって変動します)
| 修理内容 | 費用目安(出張費・技術料込) | 備考 |
| ヒューズ交換のみ (原因が経年劣化の場合) | 8,000円 ~ 15,000円 | このケースは比較的稀です。 |
| ドアスイッチ交換 (+ヒューズ交換) | 10,000円 ~ 20,000円 | 比較的多い故障原因の一つです。 |
| 制御基板の交換 (+ヒューズ交換) | 15,000円 ~ 30,000円 | 基板が高価なため高額になりがちです。 |
| 高電圧部品の交換 (コンデンサ、マグネトロンなど) | 15,000円 ~ 35,000円以上 | 部品代が高額になる傾向があります。 |
ここで重要になるのが、電子レンジの「寿命」と「部品保有期間」です。
電子レンジの一般的な寿命は10年程度とされています。また、メーカーが修理用の「補修用性能部品」を保有している期間は、その製品の製造打ち切り後、通常「8年間」です。
使用年数が8年を超えている古い機種の場合、修理部品がすでに入手不可能で、修理自体ができないことがあります。
また、修理が可能であっても、修理費用が2万円を超えるようであれば、最新の省エネ性能が高い新品の電子レンジ(単機能であれば1万円台から、オーブンレンジでも2万円台から)を購入する方が、長期的に見て経済的である場合も少なくありません。
コンデンサなど他の部品故障

ヒューズが切れる原因として、ドアスイッチと並んで特に注意が必要なのが、高電圧を扱う部品の故障です。その代表格が「高電圧コンデンサ」です。
電子レンジは、家庭用の交流100Vの電気を、高圧トランス(またはインバータ基板)と高電圧コンデンサ、高電圧ダイオードを使って、数千ボルト(2000V~4000V程度)の非常に高い直流電圧に変換します。そして、その高電圧を「マグネトロン」という部品にかけることで、食品を加熱するためのマイクロ波を発生させています。
高電圧コンデンサは、この昇圧・整流の過程で電気を一時的に蓄える「ダム」のような役割を果たします。
このコンデンサが経年劣化や製造不良で内部の絶縁が破壊され、ショート(短絡)状態になると、回路に許容量をはるかに超える大電流が流れ込みます。その結果、保護装置である電源ヒューズが瞬時に溶断(切れる)のです。
コンデンサ故障の危険性(残留電荷)
コンデンサの最も恐ろしい特性は、「電気を蓄える」ことです。
電源プラグをコンセントから抜いても、この高電圧コンデンサには、感電すれば即死レベルの強力な電気が蓄積されたままになっている(残留電荷が残っている)可能性があります。
多くの電子レンジには、この残留電荷を自動的に逃がすための「放電抵抗」がコンデンサに内蔵されています。しかし、電源を切ってから放電しきるまでには時間がかかりますし、最悪の場合、その放電抵抗自体が故障している可能性もゼロではありません。
したがって、ヒューズを交換してもすぐに切れる場合、高電圧コンデンサやマグネトロン、インバータ基板といった高電圧部品の故障が強く疑われますが、これらの特定・診断・交換は、残留電荷を安全に放電させる手順を熟知した専門家でなければ絶対に行えません。
電子レンジ電源が入らないヒューズ以外の注意点









